2024年度の研修計画を立てているときに、ふと、人材育成に大切なことってなんだろうな、と思いました。
自分なりに軸はあるつもりだけど、いざ考えてみると言語化できてないなと。
これはいかん!
言語化してみたら、研修計画もそうですが、細かい内容を考える時に楽になりそうだなと思い、私なりに大事なことを3つに絞ってみました。
それが
理由
方法
環境
です。
一つずつ説明していきましょう!
まず「理由」です。
なぜそのスキルが必要なのか、なぜそれをやらないといけないのかということです。
もっと言うとやらないとどうなるのか、やるとどうなるのかという未来を教えてあげることです。
基本的に人間は自分が1番です。
それはなんにも悪い事ではないし、そんなの当たり前です。
ということは、自分のメリットになること、もしくはデメリットが無いようにすることしかやりたくないのです。
当事者意識とか、自分ごとに考える、なんて話がありますが、要はあなたにとってどんなメリットデメリットがあるのかということを理解してもらうということじゃないでしょうか。
なぜあなたはこれをするのか?といういうことを分かってもらうわけです。
これを理解してもらわないと結構しんどいです。
話を聞いていない、すぐ忘れてしまう、そういうことは「理由」を理解していないからこそ起きることのような気がします。
そして、理由が無い育成はうまくいかないことが多かったです。
例えば研修。
理由のない研修は、受ける側も何のためにこの研修をしているのか分かって無いわけですから、意味なくね?ってなるのも当然ですよね。
と、いうわけで、育成一つ一つに「理由」が必要じゃないかと思います。
また、研修を受けるメンバーに自分で考えてもらうことも大事だと思います。
もちろん、こちらから理由を伝えることはしなければいけないことですが、自分で考えた答えは強く残ります。
状況にもよりますが、自分で考えてもらうことも効果としては大きい気がしますね。
二つ目に必要なことは「方法」じゃないでしょうか。
どうやって育成を行うかということです。
社内で教育するのか、外部にお願いするのか。
対面の研修なのか、WEBなのか。
何を教えるのか。
どうやって教えるのか。
その方法も考えないといけません。
まずは何を教えるのか、どんなスキルを身につけてほしいのかが大事です。
そこから逆算して内容を考えていきます。
そのスキルを身につけてほしいから、こういう育成をしよう。
受ける人たちはこんな人たちだからこういうやり方にしよう。
こういうやり方にするなら、外部に頼もう。
といったように、内容を作り込んでいきます。
ここでも理由はちゃんと忘れないようにして。
同じゴールを目指していても方法が違うと、達成できるかどうかが変わってきます。
ビジネスは結果が全てと言いますが、過程があるから結果があるわけですから。
私の仕事は、どれだけ過程に力を入れて、その人が結果を出せるようにしてあげるということなのかな、と。
そして、最後は「環境」です。
人はホントに環境に左右されますね。
周りがやっていれば自分もやるし、やっていなければやらない。
人間は社会的な生き物なので、周りに歩調を合わせたくなっちゃうのも当然ですよね。
特に大事なのは、やり続けられる環境だと思います。
研修行った人っていい顔して帰ってくるじゃないですか?
しっかり学んで成長しましたって感じで。
でも、1ヶ月もしたら元に戻ってるってことがよくあるんです!
これって私だけじゃないですよね!?
というわけで、学んだことをやり続けられる環境を用意することは大事だと思います。
同じ研修を受けている仲間がいれば、定期的に集まって近況報告をするとかでもいいかもしれません。
あいつは頑張ってるのに、自分は全然やってないな、とかってイヤじゃないですか。
だから自分も頑張ろうと思える。
できれば上司が常に監視してるみたいなのは、やらされ感が強くなりそうだからやめておきたいところですが。
というわけで、人材育成に大切なこと、
理由
方法
環境
この3つを整えた研修を作っていきたいと思います!